組合紹介


日本トリップ有限責任事業組合(LLP)は,地域の足である路線バスをはじめとする公共二次交通を住民の手で守ってゆくことを願い平成18年7月に設立されました.今後,急速に高齢化社会を迎えることは,テレビ,新聞等で盛んに報道されています.その一方で,地域公共団体の財政難から公共交通への財政的な補助の削減の方針を打ち出しており,我が鳥取県もその例外ではありません.

このまま公共二次交通が廃れてゆくと,老老介護をせざるを得ない高齢者でも自分の足を自分で確保せざるを得ない状況になるのではないかと危惧しております.その結果,一部で報道された,認知症の夫が妻の病院通いのために自家用車を運転し事故を起こしたような状況になることを心配しております.この事例でも,その地域のバスの便が非常に不便であったため,認知症であると知っていても自家用車の運転はやめられなかったとの報告でした.

一方,路線バスを利用する際,
  バス停がどこにあるのか分からない
  目的地までの乗換え方法が分からない
など,様々な不便なことがありました.日本トリップLLPではこのような点を考慮して,少しでも便利なシステムを提供することで地域の方々や観光客の方々,一人でも多くの方に公共交通の利用をしていただき,ひいては地域の足である公共の二次交通を守ってゆくことを念願しております.

 

 名前の由来


日本トリップLLPの名前は,旅行を意味する “trip” と 鳥取県の“鳥”を語源としております.